市役所の障害者採用試験を受けたことがあるため、その体験記を書きたいと思います。これから受験する人の参考になればよいなと思っています。
試験構成
一次試験は筆記試験、二次試験は面接、三次試験も面接です。三次試験は2回行われます。倍率は12、3倍程度でした。受験人数は80人ほどでした。ここから二次面接まで1/2くらいに人数を絞る形になります。
筆記試験は足切り試験のようなものです。筆記試験の結果は二次試験の面接には持ち越されません。しかし、作文試験の結果は少しだけ点数に入ります。
市役所の障害者採用試験は人気があるようでかなりの倍率でした。
エントリーシートの提出
一次試験の前に、試験の申込むときに、エントリーシートの提出というものがありました。 卒業した高校名、大学名や障害内容、また面接で聞かれるであろう内容について、事前に記載して送るシステムでした。
このエントリーシートを適当に書いてしまうと、面接試験で答えるときにつじつまが合わなくなってしまうため、しっかり準備してから書きましょう。
時間があれば、お近くのハローワークの無料相談で提出しようとしているエントリーシートを添削をしてもらってから提出するという方法もあります。
エントリーシートの内容が面接試験の土台になるため、こちらをしっかり完成させることが大切です。二次試験の面接官の人もエントリーシートを熟読して面接に臨んできた印象でした。
一次試験
一次試験は、高校卒業レベル程度の筆記試験でした。科目は国土、数学、英語、社会系、理科系の科目の5教科でした。その他に作文試験がありました。受験層は、高校卒業予定の人や大学卒業予定の人、社会人の人など年齢層は幅広く、50代と思われるような人も多くいました。
受験をしてみてですが、結構難しい内容だったと思います。私は、国家公務員の障害者採用試験も受けましたが、こちらよりも試験内容は難しかったです。対策は必要はないと思いますが、市販の高卒程度の公務員試験の問題は解いておいて損はないかなと思いました。
全部の問題を解くことは出来ませんでした。しかし、一次試験は足切り程度だと知っていたため、そこまで必死にはなりませんでした。
二次試験
二次試験は面接試験です。先に言ってしまうと私は、二次試験で不採用となりました。なので、三次試験には進むことは出来ませんでした。二次試験での主な質問は以下となります。少しぼかして記載します。
- 志望動機は何ですか。
- 前職を退職した理由は何ですか。
- 他に受験している会社はありますか。
- 前職の仕事内容を教えてください。
- 自身のセールスポイントは何ですか。
- どういう障害がありますか。
- どういう配慮が必要ですか。
- 市役所ではどんな仕事をやってみたいですか。
- 最近のマイブームは何ですか。
- 今までで一番力を入れて取り組んできたことは何ですか。
- 公務員で働くうえで一番大切なことは何ですか。
おそらく、市役所の面接試験に限らず、オーソドックスな質問内容だと思います。最後の公務員で働くうえで一番大切なことは何ですか。の質問は抽象的で、ここをしっかり答えられるかで試験点に差が出るのだと思います。
二次試験を受けての感想
どうすれば、採用試験に合格出来るかは分からないのですが、試験の敗因は、私の面接の姿勢に問題があったのだと思います。入所する意欲をあまり表に出せなかったため、やる気がなく思われたのだと思います。
これは私の感想ですが、市役所に限らず公務員試験の面接試験については、学力がある人や職歴がある人よりもやる気がある人を採用する傾向にあるのではないかと思いました。
面接官の人も結構突っ込んで質問をしてきた印象があります。特に仕事内容については結構突っ込んで質問をしてきました。
それに比べて私は、エントリーシートから内容が薄いものを提出し、面接でもあまり印象に残せずじまいでした。
その温度差がやはり試験結果に表れていたのだと思います。
受験を考えている人は働く意思、やる気をしっかりと見せる必要があるのだと思います。私は先に進めませんでしたが、三次試験が2回ありましたので、その試験が勝負のようです。
まとめ
市役所に勤務をしたい場合、普段から市役所の仕事について考えていて、市役所の仕事内容について熟知しておく必要があると思いました。特にエントリーシートの提出は、私が受けた市役所だけかもしれませんが、面接の下準備になりますので、しっかりと対策をすることが必要です。また、市役所を含め、公務員試験は人気があるようですので、公務員採用試験用の対策をすることが大事だと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。